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圧力の公式と単位!水圧の計算もわかりやすく解説!

圧力(あつりょく)』という言葉は、物理だけでなく日常生活でも使われていますね。

 

「次のテストは20点アップしろってプレッシャー(=圧力)かけられたー」なんて言っていませんか?

 

こういう発言を聞くと、『圧力』もの一種かな?と思ってしまいますね。
でも、物理学的には『圧力』は重力(じゅうりょく)や弾性力(だんせいりょく)のような力そのものではありませんよ。

 

圧力』とは、1 m2あたりにかかる力(力の種類は何でも良い)のことなんです。
なぜこんな定義が生まれたのでしょう?

 

そして、空気から受ける圧力は『大気圧(たいきあつ)』、水の重さによって生じる圧力は『水圧(すいあつ)』と呼ばれているんですよ。

 

では、『圧力』『大気圧』『水圧』について見ていきましょう。

 

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鉛直投げ上げのグラフと公式!負の重力加速度とは?

今回は、鉛直方向の落下運動の3つ目、『鉛直投げ上げ(えんちょくなげあげ)』について学びましょう。

 

鉛直投げ上げ』は読んで字のごとく、鉛直上向き、つまり真上に投げ上げた物体の運動ですよ。

 

何か物体を真上に投げ上げたところをイメージしてください。
消しゴムや小石を真上に投げ上げてみてもいいですよ。
(自分や他人に当てないように!)

 

物体を真上に投げ上げると、最高点に達した後、真下に落下してきます。
なので、落下運動なんですね。

 

そして、鉛直上向きに上昇している間も、鉛直下向きに落下している間も、物体は重力(じゅうりょく)だけを受けて運動していますね。

 

ですから、『鉛直投げ上げ』は重力加速度(じゅうりょくかそくど)を持つ等加速度直線運動なんですよ。

 

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自由落下と鉛直投げ下ろし!公式や重力加速度との関係!

等加速度直線運動(とうかそくどちょくせんうんどう)』とは、「物体がずーっと一定の加速度で直線上を進む運動」でしたね。

 

速度の変化が一定、というシンプルな直線運動でしたが、現実にこんな運動はあるんでしょうか?

 

実は、わりとあるんですよ。
一番身近な例は、『落下運動(らっかうんどう)』でしょう。

 

誰でも物を落としたことがありますよね。
机の上から消しゴムを落としてしまったり、橋の上から小石を落としてみたり。

 

そのとき、物体は速度をどんどん増しながら落ちていきます。
つまり、加速度運動なんですね。

 

落下する様子を写真に撮ったり、学校の授業で記録タイマーを使った簡単な実験をすると、落下運動=等加速度直線運動であることが分かりますよ。

 

物理基礎で扱う落下運動は、鉛直方向の運動で3つあります。
今回は、『自由落下(じゆうらっか)』と『鉛直投げ下ろし(えんちょくなげおろし)』の2つについて学んでいきましょう。

 

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クーロンの法則!公式と問題もわかりやすく解説!

今回からは、電磁気分野の物理編に入りますよ。

 

難しくありませんよ、ただね・・・ボリュームが多いだけです!
一歩一歩、一緒に進めていきましょうね!

 

では、静電気力(せいでんきりょく)またはクーロン力の大きさが分かる『クーロンの法則』から学んでいきましょう。

 

「静電気力」という言葉は、物理基礎でも学びましたね。

 

静電気力については、

 

  • 違う符号の電荷(でんか)同士には引力が働き、同じ符号の電荷同士には斥力(せきりょく)が働く
  • 2つの電荷の電気量が大きいほど、2つの電荷の距離が近いほど静電気力は大きい

 

という「静電気力の向き」と「静電気力の大きさが変わる条件」の知識で止まっています(忘れていたら、こちらですぐに復習!)。

 

さて、静電気力の実際の大きさはどう求めれば良いの?という疑問に答えてくれるのが、『クーロンの法則』なんですよ。

 

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等加速度直線運動の公式とグラフ!例題もわかりやすく解説!

今回は、『等加速度直線運動(とうかそくどちょくせんうんどう)』について学んでいきましょう。

 

その名の通り、「物体がずーっと一定の加速度で直線上を進む運動」ですよ。

 

現実の運動では、例えば自動車は加速したり減速したりストップしたり、時刻によって加速度はバラバラですよね。

 

でも、そんな複雑な運動をいきなり扱うのは大変です。
なので、「加速度は一定」というシンプルな直線運動から考えていきますよ。

 

「えーっと、等速直線運動とごっちゃになっちゃいました・・・」

 

はじめはみんな混乱するんですよ。
ここで違いを理解しておきましょうね。

 

等速直線運動』は、直線上を同じ向きに同じ速度で進む運動です。
等加速度直線運動』は、直線上を同じ向きに同じだけ加速しながら進む運動なんですね。

加速しているので、等加速度直線運動では速度は変化していますよ。

 

等加速度直線運動』は、力学分野の最初の山場です!
しっかり理解していきましょうね。

 

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加速度とは?公式と単位や速度との関係!

物理では、物体の色々な運動の法則を学びますよね。

 

そして、一番シンプルな運動が『等速直線運動(とうそくちょくせんうんどう)』です。
これは、「物体がずーっと一定の速度で直線上を進む運動」でしたね。

 

でも、現実では、「物体がずーっと一定の速度で運動」することはなかなかありません。

 

例えば、私たちは買い物に行く途中でゆっくり歩いたり、止まったり、小走りになったり、速度はコロコロ変わりますよね。
自動車だって、アクセルを踏めば速度が増すし、ブレーキを踏めば減速しますよ。

 

つまり、現実の物体の運動を正確に表すには、物体の速度の変化を考える必要が出てくるわけですね。

 

そこで、昔の科学者たちは、物体の速度の変化を数量的に表す方法を考え出しました。
それが、『加速度(かそくど)』なんですね。

 

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相対速度とは?公式や求め方と合成速度との違い!

相対速度(そうたいそくど)』という言葉を聞いたことがありますか?

 

「相対的」な速度、なんて何だか意味深ですね。
「物の見方」をちょっと変えると、相手の見かけの速度が変わりますよ、ということなんです。

 

この間、電車に乗ってお出かけしたとき、同じ向きに並んで走る隣の電車を窓から眺めていました。

 

そうすると、

 

隣の電車が止まって見えたり、
隣の電車が後ろに下がっていくように見えたり、
逆にこちらの電車が後ろに下がっていくように感じたり、

 

という面白いことがあったんですよ。
同じ経験がある人、いっぱいいるでしょう?

 

こちらも隣の電車も走り続けていて、実際には止まったりバックしたりしていないのに、不思議ですよね。
どうしてこんな風に見えるのでしょう?

 

それは、自分を基準にして、「相対的」に物を見ているからなんですね。
そして、「相対的」に見た相手の速度のことを『相対速度』と言いますよ。

 

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速度の合成とは?公式と求め方をわかりやすく解説!

今回は、『速度の合成(そくどのごうせい)』についてお話しますね。

 

「速度を合成するって、別々の速度を足し合わせるの?いつそんなことをするの?」

 

速度の合成』なんて、いかめしく言うからビックリしますよね。
実は、私たちの身の周りでよくあることなんですよ。

 

動く歩道を見たことがありますか?
今、動く歩道を眺めていると想像してくださいね。

 

普通の道路を歩いてきた人が、そのまま動く歩道の上を歩いていきます。
その人が移動する速度は、普通の道路上と動く歩道上のどちらが速いですか?

 

もちろん、動く歩道の方ですよね。
なぜ動く歩道を歩く方が、人が移動する速度は速くなるのでしょう?

 

それは、普通の道路上を歩く速度に、動く歩道の速度が加わっているからですね。
なので、動く歩道上の方が移動速度が速くなるわけです。

 

これが、『速度の合成』なんですよ。
流れる川の上を進む船とか、身近な例が色々ありますね。

 

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等速直線運動のグラフ!公式もわかりやすく解説!

等速直線運動(とうそくちょくせんうんどう)』は、「物体がずーっと一定の速度で直線上を進む運動」でしたね。

 

そして、問題を解くコツは、図を描いて運動のイメージをつかむこと、でした。
(詳しくはこちら)

 

今回は、「等速直線運動をグラフで理解する」段階に進みましょう!

 

「えー!グラフって難しいし、読み取り方もよく分からない・・・」
はじめは誰でもそう思いますよね。

 

でも、グラフが本当に難しいものなら、なぜ世界中の人々が今日もグラフを使っているのでしょうね?
それは、とても便利で、実は難しくないからなんですよ。

 

等速直線運動では、『xtグラフ』と『vtグラフ』という2種類のグラフを使っていきましょう。

 

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等速直線運動とは?速度の公式で問題は解ける!

物理では、物体の運動の法則について学びますね。
直線上を転がったり、上から落としたり、投げ上げたり、色々なパターンの運動がありますよ。

 

その中で、はじめに出てくるのが、『等速直線運動(とうそくちょくせんうんどう)』(または『等速度運動(とうそくどうんどう)』)です。

 

「『とうそくちょくせんうんどう』って、何なんですか?3回続けて言ったら、舌を噛みそう」
ええ、舌を噛んだことがありましたよ・・・。

 

でもね、ただの早口言葉ではありませんよ。
物体の運動の様子を、そのまんま表しているんですね。

 

つまり、『等速直線運動』はその名の通り、

物体がずーっと一定の速度で直線上を進む運動

というわけです。

 

ところで、なぜはじめに『等速直線運動』について考えるのでしょうか?
それは、一番シンプルな運動だから、物理の入口としてピッタリなんです!

 

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