原子

放射性崩壊の仕組み!放射性物質の半減期の求め方!

健康診断で使われているX(エックス)線など、放射線は色々な測定や検査、治療などに使われていますね。

 

放射性物質の原子核が崩壊して、より安定な原子核に変身するとき、放射線が放出されるのでした。

 

放射性物質の原子核の崩壊のことを、『放射性崩壊(ほうしゃせいほうかい)』と言います。
放射線にも種類があったように、放射性崩壊もその仕組みによって種類があるんですよ。

 

考古学では、放射性崩壊の特徴である『半減期(はんげんき)』という時間を使って、古代の遺跡や遺物の年代を調べています。
どうして、そんなことができるのでしょう?

 

では、『放射性崩壊』と『半減期』について見ていきましょう。

 

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放射線の種類!放射能との違いと単位も解説!

放射線(ほうしゃせん)』や『放射能(ほうしゃのう)』という言葉、一度は聞いたことがありますよね。

 

放射線って、一体どんなものなんでしょう?
目に見えないので、よく分かりませんね。

 

自然界には、昔から色々な放射線があったのです。
でも、人間が放射線の存在を知ったのは1890年代のこと。

 

ドイツの物理学者レントゲンが放射線の1種であるX(エックス)線を発見して、第1回ノーベル物理学賞(1901年)を受賞しました。
健康診断のレントゲンでおなじみですね。

 

それから、フランスの物理学者ベクレルがウラン鉱石から出ている放射線を発見し、キュリー夫妻がラジウムとポロニウムから放射線が出ていることを発見しました。

 

その後も大勢の科学者が放射線の研究を続けて、様々な測定や検査、治療などに応用されるようになったわけです。

 

ところで、『放射線』と『放射能』という言葉の区別はついていますか?
これから、『放射線』の種類や『放射能』との違いなどを詳しく見ていきましょう。

 

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原子の構造!原子番号と質量数の関係!

世の中のあらゆるものは、『原子(げんし)』というとっても小さい粒々からできています。

 

私たち人間も、毎日食べているご飯も、机も、パソコンやスマホも、全部この原子が集まったものなんですよ。

 

自然界にあるものは、一体何からできているんだろう?という疑問は、科学者たちを悩ませてきました。

 

そして、原子というとても小さな粒々でできている、という結論が出たわけです。

 

すると今度は、「あらゆるものが原子でできているなら、原子は何でできているんだろう?」という疑問がわいてきたのですね。
大勢の科学者が、長い時間をかけて研究を重ね、色々な原子構造モデルを発表しました。

 

「原子は陽子(ようし)・中性子(ちゅうせいし)・電子(でんし)からできている」
という話は、学校で習ったり科学の本で読んだりして、知っている人も多いでしょう。

 

この原子構造が分かってから、実はまだ100年も経っていないんですよ。

 

そうそう、『原子』と『元素(げんそ)』はごっちゃになりやすいので気をつけましょうね。

 

『原子』は物質をつくっている小さな粒々のことで、「水素原子」とか「酸素原子」には実体があります。

 

『元素』は、原子の種類名のことなんですよ。
「水素原子」や「酸素原子」のように、「〇〇原子」の〇〇には原子の種類名が入りますね。
この〇〇が『元素』なんです。

 

それでは、科学者たちがようやく解き明かした「原子の構造」について、詳しく見ていきましょう。

 

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