静電誘導

箔検電器の原理!静電誘導で帯電を調べる仕組みを図解!

物質同士をこすり合わせると、静電気(せいでんき)が起きますね。
正負どちらの電気を帯びやすいか、は物質によって違うのでした。

 

もっと正確に言うと、温度や湿度、こすり合わせるものの形や表面状態によっても、ちょっと変わってきますよ。

 

では、この物質が帯電(たいでん)しているのか、帯電しているなら正負どちらなのか調べるには、どうしたら良いのでしょうか?

 

簡単に調べるための装置が、『箔検電器(はくけんでんき)』です。
中学理科でも、少し習いましたね。

 

物質を近づけると、2枚の箔が開閉するのです。
それを見れば、物質が帯電しているか、正負どちらに帯電しているか、簡単に分かってしまいますよ。

 

ただし、うまく使うには、『箔検電器』の原理をよく知っておく必要がありますね。

 

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静電誘導と誘電分極の違いとは?原理をイメージで解説!

静電気(せいでんき)が発生する仕組みは、こちらでお話しましたね。

 

髪の毛を下敷きでこすると、髪の毛から下敷きに電気が移動します。
髪の毛は正に帯電(たいでん)し、下敷きは負に帯電するので、引きつけ合うわけですね。
物体同士を直接こすり合わせて、2つの物体を帯電させたから、引きつけ合うのでした。

 

あれ?ちょっと待ってください。
セーターで下敷きをこすって帯電させた後、髪の毛に近づけたら逆立ちますよね。

 

髪の毛は電気的に中性で帯電していないし、下敷きと直接くっついていませんよ。
なぜ髪の毛は下敷きに引き寄せられてくるのでしょうね?

 

タネも仕掛けもちゃんとありますよ。

 

それを理解するポイントが、『静電誘導(せいでんゆうどう)』と『誘電分極(ゆうでんぶんきょく)』と呼ばれる現象なんですね。

 

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