「今日の最高気温は30℃だって!暑いねー!」

 

こんな感じで私たちが毎日使っている「温度」とは、セルシウス(セ氏)温度のことです。
[℃]という単位で表されている温度ですね。

 

簡単に言うと、水が凍る温度から沸騰する温度までを100等分して、その1つ分を1 ℃と決めたわけです。
「水が凍る温度を0 ℃にして水が沸騰する温度を100 ℃にしよう!」と、昔の科学者たちが決めたのですね。

 

ただ、気圧が上下すると水が凍ったり沸騰したりする温度が変わってしまいます。
富士山の山頂では、100 ℃より低い温度で水が沸騰するって聞いたことありませんか?
地上より気圧が下がる山頂では、水の沸騰温度は100 ℃より低くなってしまうのです。

 

こういうわけで、ちょっとややこしいのですが、
「私たちが普段生活している海抜0 mでの気圧(1気圧)を基準にしますよ!」
ということも決められました。

 

物理的な感じで言うと、セルシウス温度は、
「1気圧のもとで氷がとける温度(融点)を0 ℃、水が沸騰する温度(沸点)を100 ℃とし、その間を100等分して1 ℃と決めた温度」です。

 

日常生活で使うために決められた温度なのです。
スウェーデンの物理学者アンデルス・セルシウスにちなんで名づけられました。

 

でも、科学を勉強していると、『絶対温度(ぜったいおんど)』という新しい温度が出てきますね。
セルシウス温度とは、一体何が違うのでしょう?

 

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