身の周りには、たくさんの単位が使われていますよね。
長さであればm(メートル)やkm(キロメートル)など、質量であればg(グラム)やkg(キログラム)などが思い浮かぶのではありませんか?

 

ものの長さや質量などを表すときには、「2.5 kg」のように数値と単位を組み合わせていますね。
このように数値と単位を組み合わせて表される量を『物理量』と言います。

 

例えば、質量を表す「2.5 kg」。
2.5は単なる数値で、単位のkgは「1kgの質量そのもの」を示す単位ですね。
これらを組み合わせると、2.5 kgは「1 kgの質量そのもの」の2.5倍の質量という意味の物理量になっています。

 

次に、長さを表す2.0 mは2.0×mということですよね。
mは「1 mの長さそのもの」の単位ですから、2.0 mは「1 mの長さそのもの」の2.0倍の長さという意味の物理量になるのです。

 

世界中の長さの単位は、色々なものが使われていますね。
でも、科学の世界では世界共通の単位がないと困るのです。

 

そこで、世界的な基準である国際単位系(International System of Units、略称:SI)が使われていますよ。
このSIには、

  • あらゆる単位のもととなるSI基本単位
  • SI基本単位を組み合わせてつくられるSI組立単位

という2種類があるのです。

では、SI基本単位とSI組立単位の一覧を見ていきましょう。

※スマートフォンでは横スクロールすると表が全て見られます。

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