世の中のあらゆるものは、『原子(げんし)』というとっても小さい粒々からできています。

 

私たち人間も、毎日食べているご飯も、机も、パソコンやスマホも、全部この原子が集まったものなんですよ。

 

自然界にあるものは、一体何からできているんだろう?という疑問は、科学者たちを悩ませてきました。

 

そして、原子というとても小さな粒々でできている、という結論が出たわけです。

 

すると今度は、「あらゆるものが原子でできているなら、原子は何でできているんだろう?」という疑問がわいてきたのですね。
大勢の科学者が、長い時間をかけて研究を重ね、色々な原子構造モデルを発表しました。

 

「原子は陽子(ようし)・中性子(ちゅうせいし)・電子(でんし)からできている」
という話は、学校で習ったり科学の本で読んだりして、知っている人も多いでしょう。

 

この原子構造が分かってから、実はまだ100年も経っていないんですよ。

 

そうそう、『原子』と『元素(げんそ)』はごっちゃになりやすいので気をつけましょうね。

 

『原子』は物質をつくっている小さな粒々のことで、「水素原子」とか「酸素原子」には実体があります。

 

『元素』は、原子の種類名のことなんですよ。
「水素原子」や「酸素原子」のように、「〇〇原子」の〇〇には原子の種類名が入りますね。
この〇〇が『元素』なんです。

 

それでは、科学者たちがようやく解き明かした「原子の構造」について、詳しく見ていきましょう。

 

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